変形性膝関節症のカウンセリング例
2022年04月21日
目 次
カウンセリング例1
自宅にて椅子から立ち上がろうとした際に捻り負傷してしみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。
膝の腫れと熱感、歩行時痛、膝関節屈曲制限があります。
過去にレントゲン検査にて変形性膝関節症と言われたため、しみず鍼灸整骨院にてエコーで観察しました。

両膝に変形が見られます。
矢印の部分が変形している部分になります。

こちらは正常なエコー画像です。

炎症により膝の中に水が溜まっています。(矢印の黒い部分)

上の画像は内側側副靭帯と骨のラインが盛り上がり、関節の間が狭くなっているのに対し、下の画像では内側側副靭帯と骨のラインがまっすぐになり関節の間が保たれています。
このように、エコーでは靭帯の状態や骨の変形の程度がわかり、滑液の量を把握することが可能。
こういった手法を用いることで、色々な関節の変形・滑液包炎を確認することができます。
カウンセリング例2
階段を下りていた際にバランスを崩して膝を痛めて、しみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。
膝の内側を押すと痛く、膝の曲げ伸ばしが痛い、長時間歩いたり階段昇降時に痛みが強くなるとの事。

こちらは正常な画像になります。

左の正常な画像と比べて右の画像は関節の間が少し狭くなって、間にある半月板が上に飛び出しています。

そのことにより内側側副靭帯が健側に比べ盛り上がっています。また、炎症反応も見られました。
始めはアイシングをメインに電気、手技療法を行いました。施術をしっかり頑張って頂いたので、施術開始から4週間で旅行に行けるほど痛みは気にならなくなりました。
痛みは取れていても膝関節の構造は変化しない為、画像上も変化はないので今後痛みが再発する可能性があると伝え施術終了としました。
カウンセリング例3
自宅にて洗濯物を干していてよろけた際に捻り膝を痛めました。
膝の内側を押すと痛く、膝の曲げ伸ばしが痛い、歩行時や曲げ伸ばした時に引っかかる、長時間歩いたり階段昇降時に痛みが強くなる。



この画像では健側に軽い変形、患側はしっかり変形しているのがわかります。また赤の丸の部分に半腱様筋、半膜様筋が映っています。

この画像では健側、患側共に変形しているのがわかります。
こちらは正常な動画になり、筋肉がスムーズに動いていますね。
こちらは筋肉が骨に突っかかってスムーズに動いていません。
今回施術を継続していくと痛みは完全になくなり、引っかかるような感覚(弾発現象)は現状維持となりましたが、患者さんは引っかかりが何から来ているのか分かったので安心してました。
こちらに変形性膝関節症について紹介していますので是非ご覧ください!