石灰沈着性腱板のカウンセリング例

2024年01月30日

カウンセリング例1

服を着ようと手を伸ばした際に右肩に痛みが出て段々と痛みも強くなり来店されました。

お悩みは【激痛】【安静時痛】【少しでも動かすと痛い】です。

エコーにて確認した所

右肩に石灰を認めました。ただこの石灰はまだ固まる前のペースト状のものです。

どうしてわかるかというと石灰の下の骨が映っているからです。もしちゃんと固まった石灰があったら、その下の骨までエコービームが当たらず骨がそこだけ消えてしまいます。しかしこの画像は石灰の下にもはっきりと骨が映っているのでペースト状のまだ固まってない石灰となります。

まずは痛みがなくなるまで安静にしてもらいました。(約7日前後)

痛みがなくなってきたら徐々に肩を動かしていき、段々と負荷を与えました。

8週間後には痛みがほぼなくなり、肩も問題なく動かせたので治療は終了しました。

しかし、石灰は残ったままなのでまた突発的に出る可能性はありますよと説明しました。

カウンセリング例2

物を取ろうと手を伸ばした瞬間に左肩に激痛が走り来店しました。

お悩みは【激痛】【安静時痛】【腕を動かせられない】です。

こちらが確認したところ、安静時痛もあり、腕を動かそうにも激痛で動かせない状態でした。

エコーにて確認した所

この画像を見てもらうとわかりますが、石灰がありますね。本来は左側のように骨のラインは繋がっていますが、右側は途中で途切れています。途切れた上にちょうど石灰がある形になります。

この画像は患側をそれぞれ別視点から見た形になりますが、石灰がはっきりわかりますね。

治療としては炎症が強いのでまず安静にしてもらい、アイシングですね。

ある程度落ち着いてきたら、少しずつ動かしながらリハビリをしていきます。

3週間後には痛みもほとんどなくなり、治療は終了しましたが、石灰自体は減っていないので今後も痛みが出る可能性はあります。と説明をしました。

カウンセリング例3

家で作業していて腕を使ってたらき急にズキンズキンと痛みが出てきて来院しました。

お悩みは【激痛】【痛みで腕が使えない】【じっとしてても痛い】です。

こちらが確認しても激痛のため、腕を動かすことができませんでした。

エコー画像はこちらです

左側の画像に石灰が映りました。下の骨のラインも消えているので石灰もしっかり固まっているものですね。

エコー画像では長軸で9.4mm短軸で15.9mmと結構大きい石灰がありました。

治療法は症例2の方と同じですね。まずはアイシングをして患部の安静にしました。

ある程度痛みがとれた段階で徐々に腕を動かしてもらい、3週間後には完全に痛みがなくなったので、治療は終了しました。

こちらに石灰について紹介していますので気になる方はご覧ください。