野球肘を知ろう 肩の構造

2022年02月16日

肩関節 ゼロポジションとは?

ゼロポジションは肩甲骨にある肩甲棘と上腕骨が一直線上に並んだ状態のことを言います。

腕を挙げる角度は大体120~130度ぐらい挙げた状態になります。

ゼロポジションの特徴

ゼロポジションは肩関節が安定して、肩周りにある筋肉(肩周りのインナーマッスル)にかかる負担が均等になります。
投球時にはこの角度に腕を挙げるのが理想となります。
これは【オーバースロー】【スリークウォーター】【サイドスロー】【アンダースロー】等投げ方が違えどこの角度になるよう心掛けましょう!

肩のインナーマッスル ローテーター・カフとは?

ローテーター・カフは肩関節周りにあるインナーマッスルの事を言います。

ローテーター・カフの役割とそれぞれの筋肉

ローテーター・カフの役割はこのような役割があります!

  1. 肩甲骨と上腕骨をしっかり固定する
  2. 腕の回旋動作を行い、肩関節の安定性を作る
  3. 肩関節の色々な動きに対しての安定性や動きのスムーズさを作る

4つの筋肉の種類

  1. 棘上筋(きょくじょうきん)  腕を横に挙げる
  2. 棘下筋(きょくかきん)    腕を前に捻る
  3. 小円筋(しょうえんきん)   腕を後ろに捻る
  4. 肩甲下筋(けんこうかきん)  腕を後ろに捻る

ローテーター・カフはこの4つの筋肉をまとめたもので役割も肩関節の安定性や滑らかな動きをサポートと肩関節みたいな色々な方向に動かせられる関節には重宝ですね。

この4つの筋肉は投球時のそれぞれの動きに活躍しています。
正しく投げる、速いボールを投げるなど技術の向上させるにはこれらの動きをしっかり使いこなす必要があります。

各筋肉の名前の所に担当している動きを書いておきました。
4つの筋肉がそれぞれ投球時に必要な動きを担当しており、これらのバランスが悪いことで野球肩や野球肘になってしまいます。

インナーマッスルのトレーニングは野球をやっていくことで必須となります!
詳しくはこちらを参照してください!

野球肘にならないよう自分の体を知っておこう!

肩の構造を知っておくと野球肘になるのを防ぐことにつながります。
ちょっと難しいものなので少し頭に入れるだけでも構いません。
他にも野球肘に関する情報を載せておりますので、興味のある方は是非ご覧ください!