ファベラ

2022年09月1日

ファベラって何?

あまり聞きなれない言葉かもしれません。

ファベラとは膝関節の後ろにある種子骨のことです。

ファベラそのものがあっても特に問題はなく、珍しい物ではありません。

しかしこれが悪さをすることによって痛みを引き起こすことがあります。

ファベラはファベラ腓骨靭帯に付着していて【ファベラの骨折】【骨の炎症】【腓骨神経障害】等の痛みを引き起こします。これらによって痛みが出てくるとファベラ症候群と言われています。

どんな痛みが出る?

  1. 膝裏の痛み
  2. 押すと痛い
  3. 屈伸動作で痛い

主な痛みはこんな感じです。

しかし、認知度が低いせいか他のお悩みと勘違いされてしまう可能性が高いのが現実です。

細かくチェックするならMRI検査をするのも手ですね。

しみず鍼灸整骨院 所沢院の施術法

基本的には膝関節のストレッチや筋力トレーニングをしていきます。

これでも痛みがとれない方は、手術によってファベラ自体を摘出してしまう事もあります。

カウンセリング例の紹介

カウンセリング例1

体育や部活で運動をしていると膝が痛くなり、最近痛みが強くなってきたのでしみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。

主な症状は【屈伸時に痛い】【膝裏が痛い】です。こちらでチェックしてみるも他に問題はなさそうでした。

エコーで確認してみると

エコーで見たところ、両膝にファベラがありました。ちょうどこの部分を押すと痛いがあるので痛みの原因はファベラであると説明しました。

ストレッチや筋トレで様子を見ていくか、手術で摘出する方法を説明した所、ストレッチ等で様子を見ていく形になりました。

治療をして2週間後には大分痛みも取れてきたので運動も再開しましたが運動後も痛みは出なかったので、治療は終了しました。

カウンセリング例2

日課で普段よく散歩をしているらしいのですが、最近段々膝の痛みが出てきて歩けなくなると困るという事でしみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。

主な痛みは【歩行時痛】【屈伸痛】【膝の前後が痛い】です。

エコーで確認してみると

膝関節部分にも痛みがありましたがエコー上には特に問題は見られませんでした。裏側にファベラが見つかりました。ここにも痛みがある事から膝関節とファベラ部分の両方が痛みの原因と説明しました。

こちらの方にも保存療法と手術療法のどちらかを選んでもらいましたが症例1の方と同じ保存療法を選びました!

カウンセリング例1の方と同じように治療をして4週間ほど経った所で長い散歩をしても痛みが出なくなったので治療は終了しました。

最後に

このお悩みは適切な施術を行えば予後はそこまで悪くないので、気になる方はしみず鍼灸整骨院 所沢院にご相談ください。