スミス骨折のカウンセリング例
2022年08月24日
目 次
カウンセリング例1
自転車に乗っていて滑って転倒したときにハンドルに掴まったまま手を突いて転倒し怪我をしてしまった。強い痛みと腫れがすごかったため、しみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。
確認してみると手首付近の骨に押すと強い痛みがあり、反対の手より2倍腫れている、皮下出血がありました。
エコーで確認してみると
確認したら骨の白いラインがずれている所があります。この部分が骨折している所になります。
別角度から撮った画像です。この部分も骨折しているのがわかります。赤丸の部分から右下に骨の線が下がっています。
これは最初の画像と別の角度から撮ったものです。
整復を行った後すぐ固定を行い固定期間中は安静にしてもらいました。
通常の固定期間は大体4~6週間です。
固定中は電気療法を行い骨折部分が早くくっつくよう治療を行います。指先や肩のリハビリを行います。
動画の方を見てもわかりますが白い線が途切れている所があり骨折の可能性がありますね。
固定を取った後はリハビリをします!
固定除去後は手首や肘のリハビリを開始しました。
やる内容は手首の底屈、背屈、撓屈、尺屈、回内、回外と各方向の自動運動から始まり徐々に動きが出てきたら他動運動や抵抗運動と運動の負荷を増やしていきます。
肘は屈曲と伸展の運動になります。
リハビリを始めて7週間経った所で痛みもなくなり各関節も機能的に問題なくなったので治療は終了しました。固定期間は5週間していたため、合わせて12週間かかりました。
カウンセリング例2
友達と遊んでいて転んだ時手を突いて怪我をしたとの事。
痛みが強かったのでしみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。
確認してみると【痛みで手首を動かせない】【手首から手の甲辺りまで腫れている】【橈骨部分にピンポイントで押すと痛みがある】です。
エコーで確認してみると
右の正常な骨に比べて左は少し曲がっています。
こちらは別角度から撮ったものですが、この角度から撮ったものも骨が少し曲がっていますね。
骨折の疑いがあるので固定を行い、安静にしてもらいました。
レントゲン画像はこちらです。
赤丸で囲っている部分にうっすらと線が入っています。この部分が折れている所になります。
こちらは別角度から撮ったものですが、ここでも少し曲がっているのがわかります。
骨の転位がそれほどなかったので整復はせずそのまま固定しました。子供は自家矯正力という骨が自然に元に戻る力が大人より強い為です。
固定をして2週間後のエコー画像はこちらです。
最初と比べてもちょっとわかりにくいですが、少し矯正されてきているのがわかります。
この角度で見ても少し矯正されているのがわかります。
固定中は電気療法や手技療法にて骨が早くくっつくように行います。
こちらは一ヶ月後の画像です。当初はズレていたものが大分修正されていますね。
別角度の画像でも大分修正されていますね。
先ほども言ったように子供は大人と比べても自家矯正力が強く、回復速度も速い為予後も良好です。一般的に大人の固定期間より2/3と短い期間になります。
固定は除去してリハビリを開始しました。
リハビリ内容はカウンセリング例1の方と同じです。
リハビリを始めて3週間後には痛みもなく日常生活も問題ないので治療は終了しました。
子供で固定期間も短かったため、リハビリ期間も短かかったですね。
こちらにスミス骨折について紹介していますので是非ご覧ください!