野球肘を知ろう カウンセリング例2

2022年02月10日

野球肘の事例を紹介をします!

今回は以前紹介した事例に続き、しみず鍼灸整骨院 所沢院に来られた野球肘の事例を紹介していきたいと思います!
野球肘は野球人口も多いせいかそんな珍しいものではなくそこそこ見かけます。

ぶつけて痛くなる、転んで痛くなるみたいにはっきりわかる痛みではなく、無自覚に進行しているケースも・・
自分は大丈夫と思わず、少しでも違和感があればチェックをするべきだと思います。

カウンセリング例4
過去に野球肘になってしまった人が再び痛くなったケース

年齢15歳
ポジションライト・センター
野球開始年齢10歳
今までに痛めた経験あり
野球時の痛み(10段階中)7
日常生活での痛み(10段階中)3

この子のケースは一年前に野球肘を言われて施術をして一度痛みが治まり練習を再開していたらまた肘の痛みに悩まされてしまい、しみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。

エコー

エコーで肘を見たところ、左側に映っている赤矢印部分が野球肘になります。
右に映っている肘の画像よりだいぶ骨の映りがおかしくなっていますね。

エコー

こちらは別角度で撮ったものです。この角度から見ても右の問題ない画像と比べて左の画像は明らかに違うのがわかりますね。

この子は来た時から痛みも強かったため、まずは一ヶ月のノースローと施術をしっかり行っていきました。最終的には痛みもなくなり問題なく野球をしているそうです。
機会があれば数年たった今この子の肘をチェックしてみたいなと思います。

カウンセリング例5
投球時はもちろん肘の曲げ伸ばしでも痛みが出ているケース

年齢12歳~15歳
ポジションキャッチャー
野球開始年齢9歳
今まで痛めた経験あり
野球時の痛み(10段階中)8
日常生活での痛み(10段階中)6

この子はとても練習をするタイプでうまくなるため一生懸命野球をやっていました。
痛みがありしみず鍼灸整骨院 所沢院に来られましたが、カウンセリングをしていると痛みを我慢しながら野球をしていたみたいです。

エコー

こちらがエコーで肘を撮ったものですが赤矢印の部分の骨がおかしくなっています。

エコー

さらに別角度から撮った画像ですがこちらでも骨の形がおかしくなっているのがわかりますね。
普通はキレイに線が繋がっているはずです。

最初は痛みが強いのでノースローを指示しました。
本人の考えでは練習を休むのには抵抗があったようですが、【休むことも大事】という事をしっかり説明して納得してもらえました。

その後痛みがなくなり野球を楽しくやっているそうです。

エコー

こちらの画像は2年後に別のお悩みで来られた時に、撮らせてもらったエコーです。
形は少し曲がっているので問題あるかと思いますが、しっかりつながっているので問題ありません。

参考までに初めての時と2年後に撮ったエコーの動画も載せときます。
興味ある方はチェックしてみてください!

2014年4月 初めてチェックしたとき
2016年9月 2年後に来られた時にチェックしたもの

カウンセリング例6
社会人で草野球をやっている方で野球肘とはちょっと違う痛みです

年齢23歳
ポジションキャッチャー
野球開始年齢10歳
今までに痛めた経験あり
野球時の痛み(10段階中)6
日常生活での痛み(10段階中)5

この方は草野球をしていて投球時に痛みが出てきて、過去の野球肘の痛みを思い出して悪くなる前に施術に来たそうです。
こちらでチェックしてみたところ、肘の曲げ伸ばしで痛みがあり、肘の内側を押すと痛いそうです。もうひとつの痛みが珍しく、【肘から先のシビレ】があるそうです。

エコー

こちらのエコー画像です。
ただ違うのは赤矢印部分が肘関節に近い所にある事です。
大体の野球肘になる場所は少し左の右下に下がっている部分になります。
これは本来野球肘になる部分の骨がはがれて関節の近く移動してしまっている状態です。

エコー

こちらは剥がれた骨の部分を別の角度から撮ったものです。
骨の右上に白い丸がありますが、これは肘の内側にある神経です。

この骨が肘を動かしたりすることで神経に当たり、痛みやシビレを発生させてしまったようです。

後日、病院にて手術を受け、11mmの骨のかけらが出てきました。

骨のかけらと神経はかなりくっついていたそうです。
幸い、手術は成功して神経に当たる骨がなくなり、シビレや痛みは解消されました。
肘もしっかり動くようになり野球も問題なくできてます!と報告がありました。