ルーズショルダー

2021年12月3日

結構多い?ルーショルダーって何?

野球している人なら聞いたことある人もいるかもしれない、ルーズショルダーについて紹介していきたいと思います。

ルーズショルダーの正式名称は肩関節不安定症と言います。

よく見かける年代は20~30代の若い人に多いです。

簡単に言えば【肩関節が緩い!】という事ですね。緩いと様々な問題が出てくるのでわかり次第しっかり対処しましょう。

なんでルーズショルダーになってしまうのか?

野球肘 その1
  1. 生まれつき関節が柔らかい
  2. 肩関節の使い過ぎ
  3. インナーマッスルが弱い
  4. 過去のケガ

ルーズショルダーは大きく分けると【元々ルーズショルダーの人】【怪我が原因でルーズショルダー】となります。

肩関節は元々構造的に他の関節より、ハマリが悪い関節です。メリットは他の関節より色んな角度に動かせる事です。デメリットはハマリが悪い事で関節の支持機能を筋肉や靭帯に依存している事です。

生まれつき関節が柔らかい・・・先天的な問題で関節が柔らかく、緩くなっている状態ですね。この場合、関節が本来の関節の可動範囲より大きく動いてしまいます。動きすぎてしまう事で周りの組織を損傷させてしまう事があります。これは遺伝が関係ある場合もあります。

肩の酷使による組織の損傷・・・これは単純な物で使いすぎです。損傷した筋肉は【力を出す】【支える】【柔軟性】等の能力が落ちてしまいます。支えが弱くなった肩関節は安定性が悪くなります。

アウターとインナーの筋力バランス・・・筋トレをしてもインナーマッスルをしっかり鍛えないといけません。筋トレをしてもアウターばっかり鍛えて、インナーを鍛えない事が多いです。肩の支持機構として活躍する筋肉は【インナー】の方です。高校生の野球部でもインナーが少なくて肩を痛めている人はいます。

ケガが原因・・・肩を脱臼するなど、肩関節の支持機能を損傷して、その後損傷部をしっかり治さないでいると支持機能がちゃんと戻らず、緩くなってしまうこともあります。

このどれかが当てはまると(複数の場合も)ルーズショルダーの可能性もあります。

実際肩がしっかりしてそうなプロ野球選手でもルーズショルダーの方はいます。プロ野球選手などは一般人より肩の酷使やケガが多い分、なることも珍しくはないでしょう。

ルーズショルダーを見極めるテスト法

サルカスサイン・・・これは肩関節の下方不安定性を調べるテスト法です。

  1. まず椅子に座ってもらい、先生が肩甲骨を抑えながら肩を横から持ちます。
  2. それと同時にもう片方の手で肘より下を持ってそのまま下に引っ張ります。
  3. この時、肩が下に大きく動いたら陽性の可能性があります。
  4. この下がった状態で肩関節を内旋・外旋位でも行い、それでも陽性なら完全な陽性になります。

ルーズショルダーのお悩み

運動で激しく使っていると腕が挙がらない、痛みが出てくる等を訴える人もいます。

それ以外には肩周りの違和感や重だるさを訴えることが多いですね。

または動かした瞬間に肩が抜けそうな感じになる事もあります。

しみず鍼灸整骨院 所沢院の施術法

インナーマッスルのトレーニング

ルーズショルダーは筋トレが大事です!筋肉を鍛える事で支持機能や動きを保つことが出来ます。トレーニングはある程度痛みが減り、動かせられるようになってから行います。ここでは棘上筋はもちろん他のインナーマッスルのトレーニングも載せときます。

手技療法

肩周りの筋肉がしっかり動くようリハビリを行います。
インナートレーニングで酷使した筋肉の回復を促すため、マッサージ等も行います。

一般的に行うテーピングは肩関節の安定性を補助するものが多いですね。
違和感や痛みの強い部分をより抑える応用バージョンもあります。

こちらにしみず鍼灸整骨院 所沢院に施術を行ったルーズショルダーのカウンセリング例を載せておきます。気なる方は是非ご覧ください。