シンスプリントのカウンセリング例

2022年06月9日

カウンセリング例1

サッカー部に所属していて、体力を作るために走り込みをしていたら、段々と脛骨下1/3内側部が痛くなってきた為、しみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。

状態を確認してみるとふくらはぎの筋肉がかなり硬くなっており、ストレッチ、ストレステストを行うと疼痛増強していました。

エコーで確認してみると

シンスプリントエコー1

白い太い線が骨になりますが患側はその骨の上に黒い部分があります。
これが骨膜で腫れているとこのように黒く映ります。

シンスプリントエコー2

こちらは別角度から撮ったものですが、こちらでも腫れているとがわかります。

施術の流れとしてはふくらはぎの筋肉を柔らかくする必要があります。

しばらくの間、走るのは一切禁止にして圧迫固定包帯、鍼治療、施術、ストレッチをメインに施術していきました。

2週間後には柔軟性も出てきて押しての痛みも減ってきたので少しずつ走るのを再開してもらいました。

4週間経った所で走っても痛くなくなってきたので施術の方も終了しました。
ただ、ストレッチは再発防止のために今後も継続するよう指導を行いました。

カウンセリング例2

陸上部の長距離に所属していて走ってると段々痛くなり、休むと痛みがとれると言うのが一か月続いていたそうです。

それが徐々に痛みが取れなくなり部活で走っていた際の痛みが強くなったのでしみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。

痛みの部位は脛骨下1/3内側の骨を押すと痛みがあり、びまん的に腫れています。

シンスプリントエコー3

こちらはカウンセリング例1の方よりわかりやすく腫れています。

シンスプリントエコー4

別角度から撮ったものですがこちらもカウンセリング例1の方よりわかりやすいですね。

どちらの画像を見ても患側の骨膜が腫れているのがわかります。

このまま走っていると悪化して最悪疲労骨折の恐れがあるので約1ヶ月の休養をしてもらいました。

走るのは一切禁止にして圧迫固定包帯、鍼治療、施術、ストレッチをメインに施術し、筋力低下を防ぐためにEMSや体幹トレーニングや疼痛部に負担のかからない運動を指導しました。

1ヶ月後の画像

シンスプリントエコー5

始めて撮った時より腫れが少し治まっています。

シンスプリントエコー6

こちらの方が腫れのおさまりがよりわかりますね。

これからは徐々に走ってもらい状態を見ながらペースアップをしていきました。

7週間後には痛みもなくなり部活も問題なく走れているので施術は終了しました。

最後に

シンスプリントは悪化させると疲労骨折になってしまうため、甘く見てはいけません。
こちらにシンスプリントについて紹介していますので是非ご覧ください!