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アキレス腱の痛みについて詳しく解説 所沢 しみず鍼灸整骨院

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アキレス腱炎って何?

まず初めに・・・アキレス腱とは?

アキレス腱は腓腹筋とヒラメ筋というふくらはぎの二つの筋肉から踵(かかと)についている腱です。この腱は二つの筋肉の腱が合わさっています。主な動きとして、足関節の底屈動作に関係があります。

アキレス腱炎とはこの腱が炎症を起こしている状態をいいます。立ってたり、歩いたりするときにアキレス腱部に痛みが出てきます。

 痛む場所で3タイプに分かれていて

内側が痛い【内側型】。外側が痛い【外側型】。両方、真ん中が痛い【混合型、中央型】とあります。

 アキレス腱付近の主な疾患として

【アキレス腱炎】【アキレス腱部分断裂】【アキレス腱断裂】【踵骨棘】【踵骨後部滑液包炎】

【アキレス腱滑液包炎】【腓骨筋炎】 【後脛骨筋炎】 【腓腹筋断裂 ふくらはぎ肉離れ】などがあります。

画像引用元:https://mominoki-kagitori.com/post/post-1687

 アキレス腱は付着部の所に踵骨後部滑液包とアキレス腱皮下滑液包という二つの滑液包とパラテノンという組織に覆われていて、それぞれアキレス腱が動く際に骨との摩擦を軽減する役割をしています。ここが炎症を起こすと組織周囲に滑液が溜まります。

 パラテノンは構造上血流の良い組織のため、他の組織に比べると回復が早いです。アキレス腱が断裂する際に、このパラテノンも一緒に断裂します。

また、アキレス腱の前方にはKager's fat pad(脂肪組織)があり、アキレス腱に血流を供給する組織もあります。

腱の役割とは何か?

 先程「足関節の動きに関係があります」と言いましたが、アキレス腱自体が伸び縮みをして足関節を動かしているのではありません。あくまで動かしているのは、筋肉です。

筋肉を柔らかいゴムに例えるなら、腱は硬いゴムです。

 ではアキレス腱の機能とは何か?・・・それは【下腿にかかる急激な力に対しての衝撃吸収】と【筋肉の力、動きを関節に伝える】になります。

【下腿の筋肉が急に伸ばされる】【瞬間的に下腿の筋肉に力が入る】等の力によって関節や筋肉が過度の動きをしないように腱が働き、衝撃を和らげるのです。

どうして痛くなってしまうのか?

ここではアキレス腱炎が起こりやすい原因をいくつか載せていきます。人によっては原因が複合して腱炎を発症している可能性もあります。

 筋力低下や柔軟性がない・・・先程【アキレス腱の機能】の所で紹介したようにアキレス腱は【筋肉の力、動きを関節に伝える】【急な力、動きに対しての衝撃吸収】です。筋力低下や柔軟性が低下しているとアキレス腱が筋肉と腱の双方の役割を果たそうとします。本来の役割以外のことを繰り返し行っていけばアキレス腱への負担が増え、炎症を起こしてしまいます。運動はもちろんですが、立ち仕事でも常時下腿に負担がかかってるので痛くなる人はいますね。あと、座り仕事で足の筋肉を使わなくて筋力低下をすることでも痛みの要因になります。

 オーバーワーク・・・これは言葉の通り、使い過ぎでダメージが蓄積していくことにより炎症が起こります。

 回内足や回外足の影響・・・あまり聞きなれない言葉だと思います。これは下の画像を見て下さい。正常なアキレス腱と踵の角度に対して、踵が内側に入りすぎていたり、外側に行き過ぎていたりするとその方向だけアキレス腱が引っ張られて炎症を起こしてしまいます。原因として、使い方の問題や靴による影響などがあります。

正常・・・脛骨(すねの骨)に対して踵が5~13度外側に傾いているのが正常な位置です。

回内足・・・正常と違い踵が外側に傾きすぎてアキレス腱の内側に負担をかけます

回外足・・・こちらは踵が内側に傾いてしまい、アキレス腱の外側に負担をかけます

 アキレス腱部分断裂・断裂の場合・・・瞬間的に強い力が働き、腱が切れてしまうこともあります。筋肉の柔軟性が低下している場合、そこまで強い力でなくとも切れてしまうことがありますので注意が必要です。運動により酷使している人はもちろん、普段運動してない人が急に張り切って動くのも危ないです。よく子供の運動会で張り切ってしまうお父さんなんかが当てはまりますかね。

どんな症状が出てくる?

 アキレス腱炎&滑液包炎の場合・・・主な症状は【体重をかけたときに痛い】【歩行時に痛い】【走るときに痛い】【足首を動かすときに痛い】【腱が腫れる】【押すと痛い】などがあります。最初の頃はアキレス腱、踵の所に違和感ぐらいしか感じないでしょうが、ひどくなってくると段々と上記した症状が出てきます。歩く時に痛いから爪先立ち歩きをして踵を着かない様にしたり、摺り足で歩く方もいます。

 アキレス腱断裂の場合・・・主な症状は【歩行困難】【爪先立ち不可】【切れた部分が陥凹(へっこんで見える)】とあります。よく「アキレス腱が切れると歩けない」という方がいますが、その他の補助筋が損傷してなければ一応歩けます。ただ基本激痛の為、ほとんどの事が出来ないでしょうね。断裂の有無を簡単に出来るテスト法もあります

 アキレス腱部分断裂の場合・・・こちらは切れた度合いによって症状が変わります。比較的軽症だと、歩行時に違和感や少しの痛みぐらいしか感じないことも。それが切れたと気づかずに動かして完全に切れてしまうこともあります。久々に動いてから痛みが出て、なかなか引かない場合はすぐに検査を勧めます。結果部分的に切れていた。という可能性も全然ありえます。同じ断裂でも軽症と重症では完治までの期間が全然違います!

 踵骨棘の場合・・・筋肉の柔軟性低下、使い過ぎ、不適切な靴が原因で【アキレス腱の過度な牽引力】【骨とアキレス腱との圧迫力】と、アキレス腱の付着部に刺激を与え、骨棘が形成されることもあります。

 

※Thompson(トンプソン)test

 患者さんをベットに寝かせて患側の膝を90度曲げます。

 ふくらはぎを圧迫して通常は圧迫すると足首が動きますが、足首が動かなければ切れている可能性が高いです。

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治療法

 ここでは実際に当院で行っている治療法を説明していきます。

 基本的には【電気療法】【アイシング】【手技療法】を行っていきます。効果としては【鎮痛作用】【炎症を抑える】【柔軟性アップ】などです。

リハビリ

 ここには、アキレス腱炎・断裂のリハビリを紹介していきます。

 腱炎はある程度痛みが引いた段階で徐々にリハビリが始まります。

 断裂の場合は固定期間が長い分、リハビリ開始が遅くリハビリ自体にも時間がかかるため、途中で断念してしまうと機能障害を残します。それが原因で再断裂の可能性が上がります。

・自動運動・・・最初は固定の影響もあり、足関節は普段より動きません。自動運動は自分の力で足関節を【底屈、背屈、回内、回外】の4方向に動かしていきます。まずは動かすという意識を持つことが大事なので、【大きく、たくさん動かす】ことはせず、出来る範囲で少しずつ動かしましょう。回数も1セット10回ぐらいがいいでしょう。

・抵抗運動・・・自動運動のように動かしますが、足関節に抵抗をかけながら行う分負担は増えます。初めの内は軽い負荷で行い、段々と負荷を強くしていきましょう。回数は1セット10~20回ぐらい行います。

・しゃがむ&正座・・・しゃがむと足関節が一番背屈する形になります。正座は足関節が一番底屈する形になります。どちらとも動かす際に、自分の体重がかかるので抵抗運動よりも負荷が強くなります。最初は、正座はお風呂で行い、しゃがむのもつかまりながら行う方がいいでしょう。回数は1セット10~20回ぐらい行います。

・爪先立ち・・・アキレス腱は、つま先たちをする為に必要な筋肉です。断裂しているとつま先たちが出来なくなります。まずは、机などに捕まりながらつま先たちをします。初めの内は正常な足に体重をかけて行うといいですが、段々と負傷した足にも体重をかけるようにします。

・歩く&走る・・・歩く&走るはアキレス腱を伸ばしたり、力を入れたりと色々な動作をします。始めはゆっくりとしたペースで短い距離を歩くのがいいでしょうね。段々と距離を伸ばしたり、ペースをいつものスピードに戻していければベストです。走るに関しては、無理にやる必要はありません。やれる人、興味のある人が行う形でいいです。

固定法

 アキレス腱断裂の場合・・・足関節を底屈位にしてギブス固定します。これは、アキレス腱を付着部である踵骨に近づけるためです。経過とともに徐々に底屈肢位を中間位に戻していきます。固定期間はエコーにて確認をしながら8週間程度とします。

鍼治療

当院では患者さんの症状に合わせて鍼治療も行っています。気になる方は気軽にお尋ねください。

インソール

踵部分にインソールを入れてアキレス腱に掛かる負担を減らします。

最初は履きなれてないので違和感があると思います。

一番強い痛みを10としたら半分の5以下になっていれば効果として十分発揮しています。

インソールは【衝撃吸収】や【歩き方の補正】が役目です。残りの痛みは使っているうちに、正しい使い方が身につくことによって無くなっていきます。

例)

内側型

外側型

テーピング

テーピングを巻くことによってアキレス腱に掛かる負担を減らすことが出来ます。

【内側型】【外側型】【中央型】と症状に合わせた巻き方をしていきます。

ここではテーピング+インソールを使用した画像を載せています。

内側型

外側型

中央型

※テーピングとインソールは患者さんの状態によって使い分けることがあります。

 

それぞれのアプローチをすることによって反対側が痛くなることもあります。闇雲に入れても痛めるだけなので注意しましょう。

 

ストレッチ

これは痛みが強い時以外にやっていただくものですね。目的は筋肉の柔軟性アップです。上記でも話したように筋肉の柔軟性が低下していることでアキレス腱への負担が増えてしまいます。

下腿の筋肉のストレッチ

下の写真のように壁もしくはテーブルに手を置きます。手は肩と同じ高さにして下さい。

足は伸ばす足を一歩下げた状態にします。この時伸ばした足は【膝を曲げない】【踵を浮かせない】ようにしてください。そうしないと効果が弱くなります。

伸ばす時は下の写真のように行うのですが、身体を前に倒さず腰を前に出す感じにしましょう。身体を倒してしまうとしっかりと下腿の筋肉が伸びません。

あと、伸ばしている足の踵が浮かないように気をつけましょう。浮いてしまうとストレッチ効果がなくなります。大体20~30秒間伸ばします。

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症例&エコー画像

症例1 63歳 女性 アキレス腱炎及び踵骨後部滑液包炎

畑にて草むしりをしていた際に両足に痛みを訴え来院

初診時、両足(右>左)共にアキレス腱部に腫脹、圧痛、歩行時痛、つま先動作、しゃがむ動作にて疼痛増強。

ストレステスト陽性、エコー観察にてアキレス腱炎及び踵骨後部滑液包炎を認めた。

骨模型でのアキレス腱長軸ではアキレス腱がこのように踵骨に付着しているのがわかる。

骨模型 アキレス腱を短軸で見るとこのように楕円形の断面なのが見てわかる。

上記の骨模型を踏まえてエコー画像にて説明をしていきます。

図1アキレス腱長軸像では赤↕の幅のアキレス腱が横に繊維構造(fibrillar pattern)を作り滑走し踵骨についているのがわかる。

この画像では両側共にアキレス腱が肥厚(太く)しており右足の画像ではアキレス腱の下に黒く無エコー像が描出されている。

エコーではこの無エコー像を水溶性のものと考え、ここに滑液が貯留している為、踵骨後部滑液包炎と考えられる。

図2アキレス腱短軸像でも両足共にアキレス腱が肥厚し赤や青のドプラ反応が描出される。

通常アキレス腱自体には血管は少ない構造を持っている。ただ何かが原因となりアキレス腱内に不要なモヤモヤ血管が新生することによりこのようなドプラ反応として描出される。

図3長軸像でも同様に赤↕のアキレス腱が肥厚しアキレス腱及びKager's fat pad(脂肪組織)に炎症反応が起こっていることがわかる。

右足短軸動画にて踵骨後部滑液包炎~アキレス腱肥厚及びドプラ反応をご覧ください

低周波、施術を行い日常生活での負担を減らすためにテーピング、インソールを施したところ徐々に疼痛軽減し一か月程度で治癒に至る。

疼痛改善した所で最後に状態をエコーにて観察したところ初診時と同様にドプラ反応を認めた。

痛みの軽減とドプラ反応消失には時間差があり、過去のアキレス腱や他部位でも同様に一年後など他の痛みで来院した際に確認するとドプラ反応は完全に消失している。

その経験を踏まえ画像上の変化は無くても痛みが改善していれば再受傷の可能性を説明し治癒とした。

症例2 54歳 女性 アキレス腱骨化症

自宅にてコタツから立ち上がろうと体重をかけ、踏ん張った際に負傷。

初診時腫脹、圧痛、歩行時痛、階段昇降時痛、つま先立ちにて疼痛増強を認める。

エコーにて観察を行ったところアキレス腱内に骨化している画像を認めた。

図4では両側共に踵骨に骨棘を認め、右足の踵骨より指先方向に石灰化している画像を描出した。

図5にて赤丸部分に長軸にて23.0mmと短軸にて4mmの石灰を認めた。

長軸動画をご覧ください。

短軸動画をご覧ください

低周波、施術を行い日常生活での負担を減らすためにテーピング、インソールを施したところ徐々に疼痛軽減し一か月半程度で治癒に至る。

疼痛改善した所で最後に状態をエコーにて観察したところ初診時と同様の骨化を認めた。

画像上の変化は無くても痛みが改善していれば再受傷の可能性を説明し治癒とした。

症例3 83歳 女性 アキレス腱断裂

旅行中に段差に躓いた瞬間にブチッと激痛を感じた為来院した。

初診時腫脹、熱感著しく、圧痛、歩行時痛、つま先立ち不能、トンプソンテスト陽性を認める。

エコーにて観察をした所、アキレス腱断裂像を描出した。

図6の左足↕ではアキレス腱の繊維構造が鮮明に映るのに対し右足では繊維構造が無く、断裂しているのがわかる。

まずは健側(左足)のアキレス腱の動きをご覧ください。

初診時長軸像の動画をご覧ください。

初診時短軸動画をご覧ください。

断裂部での底背屈動画をご覧ください。

特に底背屈をしている動画を見て頂くとわかりやすいですがアキレス腱の断端部が寄っておらず間隙が存在しているのがわかる。

保存療法を決定するのにこの断端が寄っているかが決め手になります。今回の場合では手術適用と考えました。

保存療法(ギブス固定)にしても観血療法(手術)にしても必ず固定をすることになります。

83歳の一人暮らしでギブス固定や装具をし松葉杖を使った生活をするのが患者さんにとって一番良い方法なのか?

初診時に歩いて来院したように、アキレス腱断裂では断裂していても歩くことができる人が一定数いるのです。

患者さんに保存療法&観血療法のメリット、デメリットを詳しく説明した所、患者さんの一番の希望は日常生活レベルに戻れれば十分とのこと。アキレス腱は切れたままでいいのでギブスは巻かない保存療法で治療をして行くと話はまとまりました。

初診時、アイシング、低周波、施術を行いヒールパット、テーピング、作成したパット当て、圧迫固定包帯を施し歩き方の指導を行いました。

腫れ、疼痛の軽減にてパット、テーピングを外し運動療法を指導した。

運動療法を続けていった結果、つま先立ちが正常に行えるようになった。

アキレス腱自体は足関節の底屈に作用するが他の筋肉の作用で十分つま先立ちはできるようになります。

更に経過観察を続けたところ、トンプソンテストは陽性、見た目での陥凹は残ったが疼痛改善し日常生活で支障がなく生活できるようになったので治癒とした。

最後にエコーにて観察した。断端部に瘢痕組織が介入し陥凹している部分でv字状になっているのがわかる。

私は今まで手術後のアキレス腱断裂のリハビリや保存療法のギブス固定から治癒に至るまでのリハビリの経験は多数あります。ですが高齢者の断裂、ギブス固定を行わなかったのは今回が初めてでした。

私たちは細かく説明をして患者さんに決めてもらいましたが、断裂直後から軽度な固定による歩きにくさはあったものの、そこまでの生活の変化は無く患者さんは喜んでいました。

患者さんのゴールが日常生活レベルに戻れれば十分とのことでしたので、リハビリでつま先立ちもできるようになったし結果一番良かったと思っています。

最後に

 今回はアキレス腱炎~アキレス腱断裂について書いていきましたがこの疾患は原因でも話したように、スポーツ以外でも日常生活や仕事が影響で発症することも珍しくない身近なものです。記事でもご紹介しましたが当院では視診、触診はもちろんのことエコーで腱の状態を把握することも出来ます。アキレス腱の痛みと言っても様々な状態があるのでアキレス腱に少しでも違和感のある人は放置せずに早めの来院をおすすめします。

 

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所沢にあるしみず鍼灸整骨院

ホームページ・・・ https://shimizu-seikotsuin.com/

 

当院の特徴

交通事故、むち打ち、スポーツ外傷、骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れ、五十肩、肩の痛み、膝の痛みなど様々な症状に超音波(エコー)にて観察を行い、痛みの原因を突き止め根本から治すことを心がけています。

また、交通事故(むち打ち)などでは当院は弁護士と提携を結び法律の側面からも患者さんをバックアップする試みを行っております。どんな些細な痛みでもお声掛けください。

住所・・・埼玉県所沢市寿町15-4

TEL・・・04-2968-6665

行き方・・・所沢駅→プロぺ通りを抜け→イオン脇の道を真っすぐ行った一つ目の信号の右手です

Facebook・・・https://www.facebook.com/shimizusinkyuseikotsuin?ref=hl

Line・・・夜間、休日など緊急時は友達申請を行いトークでご連絡ください。できる限り対応したいと思います。問題解決後こちらから連絡することはありませんのでご安心ください。

 

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