目次
事故発生後の簡単なフロー
ステップ1 関係会社へ連絡
「警察」「加害者の保険会社」「被害者本人が自動車保険等に加入している場合は、該当の保険会社」へ連絡。
自賠責の適用をするのであれば、警察へは「人身事故」として扱ってもらう必要があります。
また、事故後数日たってから痛みが発生するというケースがかなりありますので、その際も保険会社へは漏れなく連絡しましょう。
「人身事故」と「物損事故」の扱い
- 人身事故 自賠責保険から最大120万円(死亡時3,000万円)の請求可
- 物損事故 自賠責保険に賠償請求不可
ステップ2 「医師」による診断書の発行
総合病院(外科)・整形外科を受診して、診断書を発行。
要注意!
発行してもらった診断書に「怪我の箇所」が正しく記載されているかを厳密に確認。
例えば「首・肩・腰・足」を負傷しているが、診断書には「首」とだけ書かれている。
これでは後々にご自身が相当不利になります。
整骨院に通院したけれど、「診断部分以外は自費」になる可能性もありますので。
ステップ3 医者の診断書を持ち、しみず鍼灸整骨院に連絡か来院
医師の診断書は、整骨院で見てもらうために重要な書類です。
どの部分を痛め、診断を貰ったのかを加害者の保険会社に伝えましょう。
その時に、しみず鍼灸整骨院に通いたいと伝えてください。
注意:稀に整骨院では治療を認めないと言う保険会社もあるようですが、整形外科に通うか整骨院に通うかは患者さんが選べます。
更にわからないことがあれば当院にご連絡ください。
交通事故の一例
過去に治療に来ていた患者さんが交通事故にあったと電話をもらいました。
患者さん自身パニックになって相手の電話番号だけを聞き、医療機関に行かずにその日は家に帰ったそうです。
1、痛みのある所をすべて病院の先生に言ってください
2、保険会社に電話してください
と伝え病院を受診してもらいました。
次の日、当院に保険会社から電話がありました。
○○年○○月○○日に交通事故に遭われた○○さん、右指打撲、左膝打撲で本日当院に受診したいとの事です。
電話を切った数分後に来院した○○さん。
痛みの場所はどこですか?と聞くと首、腰、右指、左膝でした。病院受診時に診てもらったのは左指及び右膝だけで、その後通院してくださいという話は一度もなかったようです。
最初に電話で話した時はやはりパニックになり、私が伝えたことは半分くらいしかわからなかったようでした。
首、腰の治療を保険会社に交渉した所、もう一度病院の受診をしなくても治療をできるようになりました。
今回の場合は良かったですが、もう一度病院に行ってくださいと言う保険会社も多いです。
病院受診時に痛くなくても、冷静になった時に痛い所が明確にわかることはよくあります。
患者さんに喜ばれたのが、病院の受診時にその後の通院の話はされなかったので、当院に連絡していなければ病院での診断はついているものの治療ができず、我慢するようだったと言っていました。
このように多くの患者さんは交通事故に遭うのが初めてで、何をどうしたらいいのかまったくわからないのです。
交通事故には過失割合、ケガの度合いなど様々なケースがあります。
一人で悩まずに、まずは相談だけでもいいのでご連絡いただけたらと思います。