所沢と清瀬にある「しみず鍼灸整骨院」です。
皆様に中手骨骨折とはどういうものなのか、詳しく知って貰えたらと思います。
夜間、休日など緊急時は友達申請を行い、トークでご連絡ください。

所沢院 ホームページ・・・ https://shimizu-seikotsuin.com/

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中手骨骨折とは?
中手骨は手のひら、手の甲に当たる部分にある骨です。
今回はこの部分の骨折について説明していきます。
この骨を骨折してしまい、骨の転位を残してしまうと【オーバーラッピング】という後遺症が出てしまいます。
原因
この骨折は【ボクサー骨折】ともいい空手やボクシング等でパンチをした際に折れてしまいます。
さらに経験者と初心者ではパンチの仕方が違うので折れる指が違います。経験者は第2~3指の中手骨、初心者は第4~5指の中手骨です。
格闘技だけではなく、喧嘩などでパンチをした際にこの骨折が発生してしまう事もあります。
あとは転倒したときや中手骨部分に重い物を落としてしまって骨折してしまいます。
症状
折れた骨の部分にピンポイントに押すと痛い【限局性圧痛】があります。これは骨折の特徴的な症状になりますね。
折れた部分から出血するため、手の甲や指先にまで内出血による腫れが生じます。
痛みの影響で指が完全に握れなくなります。
後遺症としては【オーバーラッピング】があります。
オーバーラッピングとは?
正常
オーバーラッピング
オーバーラッピングは整復をした際に転位をしっかりとらなかった場合に起こる可能性があります。
通常、指を曲げた際にそれぞれ舟状骨の方に向かって曲がっていきます。
こちらの画像は例ですが、骨が曲がってくっついてしまうと指を曲げ伸ばしをした際に変な方向に曲がり指が重なってしまいます。
これはしっかりした整復と固定をすれば防ぐことができます!
治療法
まず、骨の転位があるかないで変わります。転位がない場合は整復動作を行わず固定をします。転位がある場合は整復を行います。
転位がある場合は整復をしますが、一番気を付ける転位は【捻転転位】です。これを残してしまうと【オーバーラッピング】が発生してしまいます。
固定は画像のように行い、指を動かしながら過ごせる為、固定除去後のリハビリが軽く済みます。
固定期間はだいたい3~4週間を目安とします。
症例
症例1 10代 男性
空手の練習中に突きを失敗してしまい拳を負傷したとの事。
指を動かせないほど痛みがあったので練習を中断して当院に来院しました。
主な症状は【指を動かせない】【手の甲が腫れている】です。
エコーで確認してみると
初診時 長軸
初診時 短軸
エコー画像を見てみると長軸と短軸の両方で患側に骨折の疑いがあります。対診を行い骨折の診断を頂きました。
固定をし約1ヶ月は安静にしてもらいました。もちろん体育や部活は禁止にしました。
固定期間の目安は3~4週間ぐらいです。
早く骨がくっつくように電気療法や手技療法を行いました。腫脹を早期に減らす為できる限り頑張って治療にも来てもらいました。
1ヶ月後 長軸
こちらが1ヶ月後のエコー画像になります。
初診時の画像に比べるとだいぶ良くなっているのがわかります。
固定は外してリハビリを開始しました。リハビリ内容は指の屈伸動作で自動運動、他動運動、抵抗運動を行いました。
リハビリを始めて3週間後には痛みもなく日常生活も問題ないので治療は終了しました。
症例2 60代 女性
自転車に乗ろうとしたときバランスを崩して転んでしまったとの事。
その時手を突いてしまい激痛で手が動かせなくなり手の甲が腫れてしまい当院に来院しました。
主な症状は【手首や指が動かせない】【手の甲周辺が腫れている】です。
エコーで確認してみると
初診 長軸 背側
初診 長軸 掌側
中手骨を見てみると骨折の疑いがありました。健側と比べても骨の形が大分違いますね。
整復後
整復を行い骨の位置が良い位置にきたのを確認し固定を施しました。
対診を行い骨折の診断及び同意を頂きました。
固定期間は4~5週間を目安にしています。固定中も早く骨がつくように症例1の方みたいに通院してもらいました。
1ヶ月後 長軸 背側
1ヶ月後 長軸 掌側
こちらは1ヶ月後のエコー画像です。
画像を見る限りまだ大きな変化は見られないですね。症例1の方と比べると違いがありますね。
これは骨の転位具合や年齢による回復速度の差がありますね。
5週間経った後に固定は外してリハビリを開始しました。
リハビリ内容は症例1の方と同じものを行いました。
リハビリをして5週間経った時には痛みもなく日常生活も問題ないので治療は終了しました。
最後に
この骨折や転倒や喧嘩、思春期特有の壁を殴るなど度々起こります。この骨折で大事なのは解剖学的に正しい位置に整復を行い、整復位の保持ができるようにしっかり固定をすることです。怖いのは放置や正しい位置での固定保持ができずにオーバーラッピングしてしまう事です。当院では骨折の程度によりますが、固定中も指を動かしながら早期に日常生活を行えるようにしていきます。同じような受傷機転でこぶしが腫れている方は気軽にご相談ください。
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当院の特徴
交通事故、むち打ち、スポーツ外傷、骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れ、五十肩、肩の痛み、膝の痛みなど様々な症状に超音波(エコー)にて観察を行い、痛みの原因を突き止め根本から治すことを心がけています。
また、交通事故(むち打ち)などでは当院は弁護士と提携を結び法律の側面からも患者さんをバックアップする試みを行っております。どんな些細な痛みでもお声掛けください。
所沢にあるしみず鍼灸整骨院
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TEL・・・04-2968-6665

(所沢院 清水豊治)
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(清瀬院 山崎光佑)
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