スミス骨折の原因解説 所沢 しみず鍼灸整骨院

2022年08月24日

この骨折も橈骨遠位端骨折の一つになります。

スミス骨折とは?

スミス骨折1

スミス骨折は腕にある橈骨(とうこつ)と言われる骨の骨折したものを言います。
似たような骨折でコーレス骨折と言うものがありますが、発生原因や折れ方が違います。

スミス骨折の原因

こちらも手を突いて怪我をするのですが、コーレス骨折は【手のひら】を突くのに対してスミス骨折は【手の甲】を突いて骨折します。

バイクや自転車に乗ってて転んだ際、物を持って転んでうまく手を突けなかったときに多く発生しますね。

スミス骨折の特徴的な変形

スミス骨折2

スミス骨折では折れた先の骨が【掌側】手のひら側に落ち【短縮】短くなり【橈側】親指側にずれ【捻転】捻じれる形になります。
※骨折の程度によって必ずしもすべての方向に転位するとは限りません。

スミス骨折も転位の形から次のような名前を付けられています。 【鋤型変形】と言い、掌側転位と短縮転位が強く出た場合になりやすいです。

どんな痛みが出る?

手首から手の甲、指先まで内出血で色が青紫になります。
手首を折っているのでもちろんですが手を動かすのは激痛のためできません。大体皆さん来るときには反対の手で痛めた手首を持って来られますね。

こちらもコーレス骨折と同じで神経損傷や腱断裂を合併することがあります。

治療法

しみず鍼灸整骨院 所沢院の施術法

まずは折れた骨を戻すことが一番です。
方法としては徒手整復と手術の2つあります。

徒手整復法

徒手整復法

※ここから専門的な言葉が増えてしまいます。

手順①術者は患者の前方に立ち、骨折した手を持ち末梢骨片をしっかりと把握します。助手は患者の側方に立ち(骨折している方)患者の肢位は手関節を回外位、肘関節90度にして動かないようしっかり把握します。

手順②術者は一方の手で中枢骨片に(小指側)、もう一方の手で末梢骨片に(親指側)横から手を当てて、末梢骨片を持っている手をそのまま押し込みます。これで【橈側転位】を取ります。

手順③術者はそのまま末梢骨片を持ち、患者の手首を底屈させて、その状態で牽引します。この時助手はしっかり持って引っ張られないようにします。これで【短縮転位】を取ります。

手順④十分に引っ張った後、術者は患者の手首を背屈させます。この時も助手はしっかり持って引っ張られないようにします。これで【掌屈転位】と取ります。

整復動作はこれで終了です。

骨折の程度や患者さんの状態によっては若干整復動作が変わります。例・・・橈側転位がなければ手順②をやらない。

整復をしたらエコーにて転位がなくなっているかを確認して固定に入ります。

固定は肘関節90度、手関節を軽度背屈位にします。これが基本となりますが骨折の状況、転位の程度によって強めたり弱めたりします。(この肢位が整復動作を終えた姿勢となっています。それを崩さず固定しないとせっかく整復したのにまた転位してしまいます。)

固定

固定は取り外しのできるシーネ固定を使います。外すのは施術をする時なので自由に外せるわけではありません。
基本は固定をして三角巾で吊って生活をしていただく形になります。
固定期間はだいたい4~6週間ぐらいです。

リハビリ

固定除去後にはリハビリ(固定をしてた肘と手関節)を開始しますが、固定中に指の屈伸や肩関節の挙上等のリハビリは行っていきます。

理由として指はむくみ除去の為(骨折による出血、固定による血流不全で指先がかなりむくみます。)肩はいわゆる五十肩予防です。

この部分は固定中に動かしても問題ないです。これらをやっとかないと固定除去後のリハビリがかなり大変になってしまいます。

リハビリ内容として行うのは各関節の自動運動、他動運動、抵抗運動等です。

最後に

この骨折はコーレス骨折より発生頻度は少ないですが起きないとも限りません。皆さんの話を聞くと物を持って転ぶ際にとっさに荷物を離せず持ったまま転ぶことも珍しくないそうです。転んだ瞬間は骨折と分かりませんが、痛みで動かせないとかすぐに腫れてきたとなればかなり怪しいです。
しみず鍼灸整骨院 所沢院ではエコーを使い骨折の見極めることもできます。お困りの際にぜひご相談ください。

こちらにカウンセリング例を載せておりますので気になる方は是非ご覧ください!