椎間板ヘルニアの原因解説 所沢 しみず鍼灸整骨院

2021年12月3日

足のシビレが厄介な椎間板ヘルニアとは?

腰椎の間には椎間板と言われるクッションがあります。そのクッションの中身(髄核=ずいかく)が飛び出して神経を圧迫します。この状態が椎間板ヘルニアと言います。

※【ヘルニア】は【突出・脱出】という意味です。【腰部椎間板ヘルニア】=【腰にある椎間板が突出した】という意味になります。

20~40歳代の力仕事をやっている方に多い。男女差では男性の方が多い。
腰椎は全部で5つあるが、一番ヘルニアになりやすい部分は腰椎の4~5番目の間です。

主な原因は?

  1. 重い物を持った時に痛める
  2. 繰り返し腰の前後屈動作が多い
  3. 腹筋や背筋の筋力低下

ヘルニアになってしまう理由はほとんどが腰に負担をかけることです。
重い物を持った時、椎間板の中身(髄核=ずいかく)が飛び出てきて神経を圧迫してしまいます。
なのでぎっくり腰をした際、同時にヘルニアもセットで発生するというのをよく聞きますね。

一撃で大きいダメージではなく小さいダメージを積み重ねてヘルニアになってしまう方もいらっしゃいます。こちらは日常生活の些細な動きも関係あるので【まさかその動きが原因??】なんてものもよくあります。どの動作とは言いませんが とにかく【繰り返し同じ動きをする】のはご用心ですね。

腰周りを支える腹筋や背筋が衰えているのも問題になります。
体を支えてるのは背骨と腹筋や背筋になります。それらが衰えていると背骨への負担が大きくなってヘルニアを誘発してしまう恐れがあります。

ヘルニアのお悩み

腰の痛み その3
  1. 痛みやシビレを引き起こす
  2. 感覚鈍麻や筋力低下
  3. 膀胱&直腸障害

ヘルニアで代表的なお悩みは【痛みやシビレ】でしょうね。これは神経が出っ張ってきた椎間板に圧迫されることで発生します。神経にはそれぞれ担当している区域があります。圧迫された神経の担当区域に痛みやシビレを引き起こします。
※担当区域は次に紹介しています。そちらを参考にしてください!

次によく紹介するのは【感覚鈍麻や筋力低下】ですね。こちらも神経が圧迫されることで発生します。先ほどは担当区域に痛みやシビレを説明しましたが、その部分に感覚の鈍さや筋力低下が出たりします。

こちらは出てきたらすぐ手術をすることになります。排尿や排便を担当している神経が圧迫されてしまうと、うまくコントロールができなくなってしまいます。

シビレの出る範囲

ヘルニアはどの神経が圧迫されるかでシビレや痛みが出てくる場所が違います。ここでは各神経で痺れる部分を紹介していきたいともいます。

L3~L4(腰椎の3,4番目)
神経 大腿神経
大腿前面、膝前面付近、大腿内・外側

L4~L5(腰椎の4,5番目)
神経 坐骨神経
臀部外側、大腿外側、下腿外側・後面、足の甲、足趾

L5~S1(腰椎5番と仙骨の間)
神経 坐骨神経
臀部中心部、大腿内側、下腿内側、足の甲、足趾

必ずしも該当する部分前部にシビレが出てくるわけではありません。
今までにお悩みを訴えてきた方は大体この部分にシビレや痛みを感じていましたね。

ヘルニアを見分けるテスト法

  1. SLRテスト
  2. ケンプテスト
  3. 膝蓋腱反射テスト
  4. 足の母趾背屈テスト

ヘルニアをチェックするうえでこのようなテストを行います。
自分でやるのは難しいので参考までに知っておくといいでしょうね。

SLRテスト・・・患者を仰向けに寝かせ、術者が患側の足を持ち、上に挙げていきます。

この時に足に痛みやシビレが出たら、陽性となります。

ケンプテスト・・・患者は立位の状態で、術者が腰を少し反らして左に側屈させ、さらに回旋を加える。

 【腰部分に痛みが出たら、椎間関節の損傷】【同側の足に痛み、シビレが出たらヘルニアや狭窄症を疑います】

この時、反対側に痛みやシビレが出る事もありますが、その場合反対側のヘルニアや狭窄症を疑います。

これを右側も行う。

膝蓋腱反射・・・患者を足が宙に浮くぐらいのイスに座らせる。

術者は検査器具を使い、患者の膝蓋腱を叩きます。健側と患側それぞれ行い、ヘルニアの疑いがあると健側より足の挙がりが弱くなります。

足の母趾背屈力テスト・・・患者にそれぞれの母趾を背屈(母趾を上に挙げる)してもらいます。

術者は母趾に抵抗を加えます。健側と患側それぞれ行い、ヘルニアの疑いがあると健側より足の挙げる力が弱くなります。

脊柱管狭窄症との違いは?

腰に問題があり足にシビレや痛みを引き起こすお悩みで脊柱管狭窄症というものがあります。
こちらも神経を圧迫してシビレや痛みが出てきます。
ヘルニアと狭窄症ではなりやすい人やお悩みの種類が違ったりします。

椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症
年代・性別20~40代 男性に多い50~60代以降に多い
痛みが強くなる姿勢腰を曲げる、座っている時腰を伸ばしている、立っている時
痛みが緩和する姿勢腰を伸ばしている、立っている時腰を曲げる、座っている時

※必ずしもこの表通りになるわけではありません。あくまで一般的に多いと言われていることをまとめたものです。

施術法

施術法は大きく分けて2つあります。シビレや痛みの強さによって施術法を決めていきます。

一つ目は保存療法ですね。どんなものがあるかというとしみず鍼灸整骨院 所沢院では【手技療法】【鍼灸】【牽引療法】を主に行っていきます。
保存療法の特徴は一般的に行われる施術法ですね。基本神経系の痛みはしつこくなかなか解決には時間がかかります。その為カウンセリングの際に長くかかることは説明していきます。皆様からすれば早く解決したいと思う方が多いので、じれったい部分があると思います。時間はかかりますが少しずつは解決していきますので根気よく施術をしていただけるといいでしょうね。

二つ目は手術療法ですね。こちらは手術によって、神経を圧迫している髄核を取り除いてお悩みを解決する形になりますね。デメリットは万が一神経を傷つけてしまうとかえって症状が悪化する恐れがあります。

最近は手術より保存療法を選択される事が多いです。一昔前は【ヘルニア=手術】でしたが、現在は立っていられない、歩けないなどの重症な方や保存療法でなかなか改善しない方、本人の強い希望がないと行わないですね。