ルーズショルダーのカウンセリング例

2022年03月17日

症例1 30歳 男性

カウンセリング例1

特に運動はしていないが、普段の生活で以前より肩が抜ける感じがあったりしたので気になってしみず鍼灸整骨院 所沢院に来られました。

主に感じていたお悩みは肩の違和感やだるさ、抜ける感じです。
こちらが色々と確認してみても特に問題があるようには見えなかったです。
サルカスサインをエコーで撮ってみたので比べてみましょう。

ルーズショルダー1

こちらは肩関節を映したエコー画像になります。
左上の赤線が肩峰という骨で右にある赤線が棘上筋になります。
検査前ではこの二つはそんなに離れていませんね。

ルーズショルダー2

こちらが検査をしている所を撮った画像ですが、上の画像と比べるとこちらは大きく離れていますね。
もちろんですが通常はこのように大きくは離れません。

ルーズショルダー3

こちらがサルカスサインをやる前の状態です。
この画像を見る限りでは特に問題は見えないですね。

ルーズショルダー4

サルカスサインをやると肩関節にへこみが出来ています。これは肩関節が下に引っ張られてこうなっています。

こちらは肩の前面を撮ったものです。動画の最初に映っているのが結節間溝というものが映っていますが下に引っ張られてしまうので途中から消えてしまいます。

こちらは肩関節後方を描出し下方に牽引した動画になります。後方関節部には三角形に描出される関節唇があり、下方牽引にて一緒に引き込まれているのがわかります。

こちらは肩関節側方を描出し下方に牽引した動画になります。
この動画が一番ルーズショルダーとわかりやすい動画かもしれませんね。
下方に牽引した際に肩峰に対して上腕骨頭の位置が下がり上腕骨頭のラインが見えなくなる。

このエコーの状況を説明して、まず行ってもらったことは、治療と筋トレです。【治療法】の所でも言いましたが、ひたすら筋トレをしてもらいました。

一か月ぐらい経ってくるとサルカスサインは陽性なものの、以前のような症状も減ってきて最終的には症状はなくなりました。

最後の注意として、筋トレは継続して行ってくださいと伝えました。再発を防ぐことが大事です。

こちらに筋トレと施術法について載せておきますのでぜひチェックしてみてください。